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昭和36年に創業し、現在では製紙用チップ生産量全国1位(年間32,000~33,000BDt*)を誇る山崎木材。しかし、今に至る道のりは平坦ではなかったとのこと。32歳の若さで経営権を譲り受け、同社の2代目となる山崎照志社長はこのように振り返る。「ある大手製紙会社が50社ほどの木材卸業者と契約し、当社もそのなかの1社だったのですが、最初は生産量が卸業者中ワースト1位だったんです。その悔しさをバネに“いつかはトップに”と頑張った結果、数年でベスト1位になることができました」。つくればつくるほど売れた時代。 “原材料をいかに調達するか”に重点を置いて取り組んだ結果だった。『オンリーワン・ナンバーワン企業』というスローガンからも伺えるように、山崎社長は独自の経営哲学を持って林業に取り組んできた。 それは、雇用に対する考え方からも垣間見ることができる。「少子高齢化の影響で、林業の世界でも担い手不足は深刻な問題です。これからの担い手を育てるためにも、また、地域の雇用対策へ貢献するためにも、社員には長く会社に根付いてもらいたい。そこで、当社ではなるべく妻帯者を雇うようにしているんです。最近は山に興味を持って働きたいとやってくる若者も多いのですが、結婚を機に都会へ出て行ってしまうケースが多いんですよ」。現在、山崎木材には35名の社員が在籍、リーディングカンパニーとして展開する原動力となっている。*BDt : 木材の乾燥重量
製紙用チップだけでなく、丸太の生産・販売 も積極的に推進している。平成23年の丸太生産量は48,000㎥、平成24年は50,000㎥を見込んでいるのだとか。このように膨大な量の木材を販売する山崎木材にとって、林業の機械化は重要な位置づけにあるという。 現在は住友建機のKESLA25RHSを4台保有するほか、油圧ショベルを32台、プロセッサを1台所有している。ハーベスタを上記機種で揃えた理由を、30年にわたり従事するベテランオペレータの望月さんがこのように代弁する。「SH135X KESLA25RHSは運転がラクで、とくにEXTアームが優れていますね。 今のところ“ここを改善してほしい” というような部分はありません。80点~90点は与えてもいいんじゃな いですか」。
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豊富な資源を活かし、 地域へ感謝を還元したい
今後の課題は人材の育成と語る山崎社長。 地元の山への誇り、そして地域の方々への 感謝の気持ちが大きいからこそ、山崎木材の次代を担うご子息の専務や女婿の常務などへの期待も大きい。 「林業の資源となる木は360度、見渡す限りある。バイオマス発電で注目されている木質燃料だっていくらでも採れるんです。専務や常務には、これからも貧欲に林業に取り組んでもらわないとね。我々が50年間にわたって林業を続け、チップ業界で一番の地位を築けたのは支えてくれた地域の人たちのおかげ。その方々に感謝を還元できるような会社にしてもらいたい」。将来の担い手にとって“生きた手本” がある以上、山崎木材の未来は明るい。
引用: 森友vol.4(2012年10月発刊)
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