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森友vol.16 南魚沼森林組合(新潟県)_2024年10月発刊

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森友vol.16 南魚沼森林組合(新潟県)_2024年10月発刊
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南魚沼森林組合

豊かな森林資源を 未来へ贈るために

 南魚沼森林組合が所在する南魚沼市は、新潟県中越地方に位置し、平成の大合併により南魚沼郡の3町が合併して誕生した市である。組合も同時期に旧南魚北森林組合と旧南魚沼郡南部森林組合が合併して発足した。組合の管轄地域は、南魚沼市と隣接する湯沢町になる。 組合員数は2,702名、管理する森林面積は25,000ha。樹種は99%が スギ、あとブナやナラが散見するという。南魚沼森林組合の代表理事 笠原 喜 一郎組合長にインタビューを受けていただいた。

 「最初に組合のことをお話すると、全員で39名在籍しており、内訳として事務系職員が7名、技術員が32名、技術員のうち素材生産チームは9名です。素材生産量は、昨年度実績として5,000㎥になります。樹種としては99%スギになります。生産量がチームの人員からして少なく思われるかもしれませんが、この地域は林業後進地域といってもよく、県の出先機関である南魚沼地域振興局管内に6組合があり、他に認定事業体との全体を併せても20,000㎥程度しか生産できていないのが現状です。あと技術員の仕事としてはJRの防風林の管理が1班、JRの送電線の班が1班。他に地元の支障木の伐採や河川の除草などの請負があり、仕事が重なった時は、工程にあわせて必要な人員を割り振りながら施業しています。素材生産量5,000㎥の内訳はA材が5~10%程度、地元の製材所に納めています。B材は40~50% 程度、地元の合板会社へ、残りのC・D材は近隣のバイオマス発電所に送っています。

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代表理事 組合長 笠原 喜一郎 様

 機械化は最近のことで、平成29年が最初でした。その後順次機械化を進めてきました。現在ではグラップル5台、プロセッサー1台、フォワーダ1台を所有しています。以前は保育中心でしたが、行政からの指導もあり、組合の方針として素材生産に力を入れ始めています。機械化当初は4~5人の1班で細々とやっていたので年間400~500㎥しか生産できていませんでした。
 機械化で生産量が10倍になったので高性能林業機の必要性を実感しています。また間伐の仕事が多かったのですが、ここ2年ほど主伐の仕事も入ってきています。今受注している主伐の仕事は森林整備センターの複層林で現場までの道も山の中の作業道も入っているのですが、この地域全体でみると間伐も遅れていてほとんどの山には道が入っていない状況です。


新潟県南魚沼市

 農業では南魚沼産コシヒカリが日本一美味しい米だという評価を受けたことにより、稲作中心の農政で山にはなかなか目が向かなかったというのが現状です。平らな場所がすべて水田になってしまい山に行くための道も農道しかないので、大型車が通れないことが多く、最近の現場では道がないので、フォワーダで3km先の土場まで運んでいます。米どころならではの苦労話ですが、今後は序々にでも改善していかなければならない問題だと思っています。素材生産量を増やすためには、まず道の整備が必要です。利益を出して組合員や職員・技術員に還元することも大切なことですし、組合の使命として、未来に豊かな森林資源を贈ることが大切だと思っています。」

引用: 森友vol.16(2024年11月発刊)



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