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森友vol.16 遠野地区国有林材生産協同組合(岩手県)_2024年10月発刊

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森友vol.16 遠野地区国有林材生産協同組合(岩手県)_2024年10月発刊
SH135X-7 オカダ ハイブリッドバケット

遠野地区国有林材生産協同組合

遠野の森を守り 次の世代に繋ぐ

 遠野地区国有林材生産協同組合が所在する遠野市は、岩手県南東の内陸部にある遠野盆地とその周囲を囲む北上山地を市域としている。河童や座敷童子などが登場する「遠野物語」の舞台となった町として有名である。遠野市の面積は82,562haあり、森林が占める面積は68,609ha、森林率は83%になる。また、国有林は29,622haであり森林面積の43%である。今回お訪ねした遠野地区国有林材生産協同組合は、その名前のとおり60年にわたって国有林と共に歩んでこられた組織である。
 今年5月に勇退された前理事長鈴木次男氏のあとを受け、就任されたばかりの佐々木光正理事長にお話しを伺った。


岩手県遠野市

「今年の春まで520名の組合員が名簿に記載されていました。二代、三代と相続などで、実際出資していることも 知らない世代が多くなってきたので、2年かけて整理し組合員は今50名弱になりました。そのうちの8割以上の方が実際施業されています。
 昔は、国有林を払い下げてもらい、ほとんどの人が炭焼をして生計をたてていたと聞いています。国有林材生産協同組合、私たちは「国生協」と呼んでいますがこの組織は岩手県内に盛岡や雫石など8社あります。他府県にも「国生協」のような組織があるかどうかは知らないですね。今は払い下げがなくなり、入札で国有林の間伐を請負って、その伐採した木を山土場にはい積みするまでが仕事になります。樹種としてはスギ、カラマツあとは雑木です。アカマツは松食い虫の関係でこの季節は扱えません。冬場だけです。請負はほとんど間伐で、2存1伐の列状間伐をしています。

森友16-2_遠野地区国有林材生産協同組合
理事長 佐々木 光正 様

 作業班は15人で2班編成しており、それぞれが約10,000㎥産出しているので素材生産量は合計20,000㎥になります。施業区域としては、他で仕事しないというのではなく、市域が広いので遠野だけで間に合っている状態です。ただ若い人が少ないですね。平均年齢は60歳を越えていると思います。理事長に就任してから考えているのは、組合員に喜んでもらえる職場にしたいということです。組合員に多く還元するために生産性を上げて収入を増やす。そのため高性能林業機の必要性がますます高まり、機械化をさらに進めるべきかと。
 今所有しているのは、3Bのザウルス1台、6型のフェラバンチャー2台、7型のグラップル2台、7型のプロセッサー2台、ハイブリッドバケット2台、あと0.25が1台の計10台です。すべて住友機です。住友しかないので、他のメーカーとの比較はできませんけど、営業マンもサービスも対応が良いし、もっとも大切なのは、機械が故障した時にいかに早く直してくれるかだと思っています。サービスが定期的に点検に来てくれているので、大きなトラブルはなくなっています。メンバーで一番若いのが30代だったのですが最近21歳の子が二人入っ てきました。アカデミーの卒業生が同級生を誘ってきたのですが、二人とも頑張っていますよ。私自身作業道の四万十工法の研修やグリーンマイスターの研修を受ける機会を得て林業家としての視野が少し広くなったかと思っています。若い二人が遠野での林業仕事の中で学べることも 多いかと思いますが、研修の機会などを活かしてより多くのことを学び遠野の林業を支える人材に育ってくれることを願っています。」

引用: 森友vol.16(2024年11月発刊)

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