
住友建機リサイクル紀行_2026年発刊
「仮説の着想以来五十数年間の研究を経てやっと外に出しても良い論文が書けました。皆伐より生産性の高い間伐事業という一般的になかなか理解しにくい内容ですが、 林業経営を続けていくなかで蓄積したデータを分析したところ、私の仮説を証明できる結果がでてきたので」
株式会社白糸植物園の代表取締役 渡邊 定元 氏はインタビューの冒頭このように語られた。氏の『継続的な収益と150年後に高資産価値林を生み出す持続的経営林づくり』が評価され、 令和4年度(第61回)農林水産祭林産部門 天皇杯を受賞された。

![]()
天皇杯の受賞理由に白糸植物園の事業内容も要約されているので以下抜粋引用する。
【受賞者の取組の経過と経営の現況】
農林水産省職員、東京大学教授等を経て、林業経営体である株式会社白糸植物園を設立し、平成6年から現在までの28年間、それまでの自身の研究成果を活かした林業に従事してきた。小規模所有の森林を中心に集約化を行い、将来木候補の成長の妨げとなる準優占木を間伐対象とした中層間伐を繰り返すことで継続的に収益を得つつ150年後には優良木100本/haの高収益林を造成することを目標とした「持続的経営林づくり」を進めてきた。令和3年度時点で、富士山南麓域、1,000ha余の森林所有者と森林経営受託契約を結び、森林経営計画を作成し持続的経営林づくりを実施しており、これまでに数千万円の間伐収益を所有者に還元してきた。
【受賞者の特色】
1 高い資産価値を持つ持続的経営林を造成するため、中層間伐とそれによる同齢択伐林施業が実施されている。また大型フォワーダ走行を可能とした幹線作業道をはじめ、強度の降雨に耐えうる防災水源涵養路網を整備し、生産性の高い作業システムを構築している。
2 持続的経営林は、成長量を持続させる高齢級の森林造成のため、炭素の吸収能力維持と炭素貯蔵を両立させ、大気中のCO2濃度の低減に寄与している。また、防災水源涵養機能を有する路網の高密度な整備により林地への車両系機械の侵入を最小限として林地保全を図るとともに、伐採・造材作業機械の導入が容易となり作業者の労働負荷を軽減している。
(以上 令和4年度天皇杯受賞者受賞 理由概要より引用しました。)
「皆伐より生産性の高い間伐事業がどういうものかというと、基本は高密度路網と列状間伐による作業性の向上と中層間伐です。無間伐林では高密度路網を整備し、3残1伐列状間伐をした後、路網と伐採列と使って中層間伐を7年から10年ごと繰り返します。残したい木の成長を妨げる木を伐採すると平均よりも太いので収益があがり、残したい木もどんどん大きくなります。そうすることで自然と山づくりができます。
我々のシステムにおいて集材の生産性を高くすることは重要なので、今回も導入させていただいた。住友製のロングリーチグラップルがこれからの林業システムの主軸を成すものであると自信を持って言えます。また、持続的経営林を成立させるために然環境保全をしなければなりません。 現在、富士山麓には絶滅が危惧される植物が多くあります。我々はこの地域の貴重な植物を保全するため、白糸フォッサマグナ森林植物園を作っています。」
引用: 森友vol.15(2023年11月発刊)


全国69ヶ所に拠点を展開しております。
お見積・資料請求等お問い合わせください。
ご意見やお問合せは入力フォームから
お気軽にお問い合わせください。
住友建機販売の製品・サービスに関する
よくあるご質問をまとめております。