
住友建機リサイクル紀行_2026年発刊
北海道三笠市は、北海道中部道央地方に位置し、空知総合振興局に属する市である。三笠の名を世に知らしめたのは江戸時代末期に幌内地区で発見された石炭である。前述の幌内炭鉱を始めとして幾春別炭鉱、奔別炭鉱など幾多の炭鉱が、明治初期から平成元年の閉山まで100年あまりの間、日本の近代化を支え続けた歴史的に重要な地域であった。炭鉱で栄えた町は最盛期にはその人口も60,000人を超えていたが、相次ぐ閉山で人口は激減し現在は8,000人を切る過疎の町である。炭鉱開発以前の三笠市は、市の東部幾春別から桂沢にかけて良質のエゾマツやトドマツが多く自生することで知られ、江戸時代から良材が伐り出されてきた土地柄である。
この地で林業を営む堀川林業株式会社は、沿革としては現社長の曽祖父の代に兵庫県淡路島から北海道に入植し、当初は国有林への人夫貸しの業務から始まったという。その後国有林の直営部隊がなくなり、徐々にその伐採、造材の仕事を受け継ぎ、事業が発展拡大し現在に至るという。2年前に37歳の若さで代表取締役に就任し、60名の社員を率いる髙篠孝介 代表取締役にお話しをうかがった。

「創業は大正なのか昭和初期なのか不明ですが、法人化は47年前になります。現在社内の構成は造林、電源開発、造材、製材、土木の5部門に分かれていて社員数は全員で60名です。そのうち造材部門は現場担当12名、事務職3名の在籍になり、現場は12名1班で対応しています。
主な業務内容は国有林、道有林の伐採請負になり、1回の発注が8,000~10,000㎥のボリュームで、年間2現場くらいを受注し年間素材生産量として15,000~20,000㎥になります。伐採方法は帯状間伐(列状間伐の一種)や、小面積皆伐を指定されています。5m幅で伐採して10m残すといった方法です。帯状間伐は測量をすることが必要なので通常の間伐より少し手間がかかります。集材は短幹集材です。樹種は80%がトドマツで残りがカラマツと雑木になります。トドマツの直径は20~30cmくらいなので枝払いはチェーンソーで行っています。

機械化は早くグラップルやプロセッサは25年前には使用していま した。プロセッサは最初にイワフジを、次にハーベスタとしてKESLA 25SH(ストローク式)、最近はWOODYを2台導入しています。以前は他社の機械も使っていましたが、住友建機販売代理店の澄川工作所さんとお付き合いが始まってから、すべての機械が住友製になりました。澄川さんが、メンテナンスなど迅速、誠実に対応してくれるので、助かっています。
施業地域は空知総合振興局管内、石狩総合振興局管内一円になります。南空知地域には林業事業体は数社あり、業者間の仲は良いと思います。仕事量や会社の規模などで良いバランスがとれているからだと思います。無理をして他社の仕事を取っても、経費などを考えるとメリットがありません。それよりも、今は社内環境を充実させたいと考えています。社員の平均年齢は40歳弱、最高齢は造林部門で79歳、最年少は18歳です。特に女性の採用を積極的に考えたこともなかったのですが、現場の作業員として女性が2名入社希望されて入ってきました。それをメディアに取り上げていただいたことで、現在は5名の女性が在籍しています。老若男女の幅広い層の社員が、誠実に頑張って働いてくれているので、社員の給与を上げたいし、福利厚生ももっと充実させたいと思っています。現実は現状維持でも大変ですが、将来的には人にこの会社で働きたいと思ってもらえる会社に、そして社員が安心して楽しく働ける会社にしていきたいですね。」
引用: 森友vol.15(2023年11月発刊)

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