
住友建機リサイクル紀行_2026年発刊
遠野市は、岩手県南東の内陸部に位置し、周囲を山に囲まれた遠野盆地を中心に市街地が広がっている。盆地特有の気候は、冬季の放射冷却が起きる時期になると-20°近くまで下がることもあり、豪雪地帯対策措置法において豪雪地帯に指定されている。その厳しく長い冬が、遠野の名前を全国的に有名にした柳田國男の「遠野物語」に代表される遠野民話を生んだという。
仲山林業株式会社は、遠野市の市街地から西南に向かった山間の町に所在している。もともとは200頭余りの乳肉複合経営であったが、平成2年頃から将来の素材生産を視野にいれて人工林の植林事業に着手した。平成6年10月には本格的に取り組み始め、林業を専業とした。平成19年に素材生産の開始と同時に高性能林業機械を導入し、以後順調に成長を続け、昨年度の素材生産量27,000㎥にまで発展してきている。その順風満帆な盛業を築き上げ牽引してきた同社の小松正男代表取締役にお話を伺うことができた。

「弊社の現在の社員は14名。年齢構成は30代から70代まで様々です。作業チームとして12名の作業員を2班に分けて施業しています。平成19年に素材生産の開始当初は、林業のノウハウがなく、誰にも相談することなく独学で、すべて手探りで工夫しながら技術を身につけていきました。最初から高性能林業機械を導入したのも、自分たちの未熟さを補うものが必要だったからです。
以来現在所有している林業機械は、KESLAのハーベスタなど14台になります。あとフォワーダも4台稼働しています。作業効率を考えると高性能林業機械の導入は不可避であり、直近ではSH120-7+PONSSE H6を導入しました。
単純に住友の機械が好きで、今では所有する機械はすべて住友の機械を使わせていただいています。業務内容の内訳として、植林や育林にも力を入れていますが、立木を買い入れ皆伐して、製材所や合板工場向けの造材することを基本的な業態としています。テリトリーは遠野市近在の山になります。また、材の調達は民有林が50%、国有林、県有林がそれぞれ25%程度の比率になっています。」

素材生産部門の責任者であり次代の仲山林業を担われるであろう小松正博専務にもお話を伺った。
「会社の将来像や抱負を持つことは大切かもしれません。現在弊社の社業は順調ですが、林業全体を考えると不確定要素が多く、時代の変化にその都度的確に対応することが必要とされる時代になっていると思っています。ここ数年は釜石自動車道や東日本大震災の復興特需があって業績はあがりましたが、今後単純に会社の規模を大きくしたいと夢見るより、高性能機械を導入して有効に活用することや仕事の仕方を工夫することによって効率を上げることを考えています。その一環として平成28年に業務用の簡易無線局の免許を取得しました。それにより作業中、職員一人一人が無線でコミュニケーションを図ることによって仕事の能率も上がり、作業の安全性を高める効果も認められています。
社長はいつも仕事において安全が第一だと社員に伝えています。弊社の車輌を見ていただけば分かりますが、傷や凹みがありません。林業は危険な作業も伴うので、機械を傷つけてしまうことはありますが、できるだけ早く修理します。そのままにしておくと、作業員が傷をつけることに鈍感になり、その気持ちのゆるみが、より大きな事故を起こす引き金になってしまうと考えるからです。また、中古の機械を購入せず、いつも新車を購入するのも社員の安全を考えてのことです。この社長の教えはこれからも守っていこうと思っています。」
引用: 森友vol.10(2018年11月発刊)

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