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20名のスタッフを束ねる神子沢社長は、異色の経歴の持ち主だ。19歳で自衛隊へ入隊し、21歳からトラックの運転手と林業を兼業。29歳のときに本格的に林業に取り組むことを決意し、神子沢林業を2人のスタッフとともに立ち上げた。当時のいきさつをこのように振り返る。 「19歳のときに林業家だった父親が他界したのですが、自分は林業を継ぐ気がなかったんです。それでもトラックの運転手をしながら冬場だけ山に入ってたら、いつの間にか楽しくなっちゃって(笑)」。 山梨県はアカマツが豊富な地域として全国に名を馳せる。神子沢林業でも、この樹種に対するこだわりは強い。「アカマツのチップからは品質の高い紙をつくることができる。埋蔵量もスギより多いくらいだから、将来的にもやりがいのある樹です」。しかし、アカマツは総じて幹の曲がりが強く、造材は一筋縄ではいかない。かつてはすべての木材の枝払いを、チェーンソーにより手作業で行っていたという。
造材の効率化に向けて、神子沢社長はデモ やリースを通じて数多くの林業機械をテストした。ハーベスタ、プロセッサなど、その数は20機種を超えるという。「いろいろ試した結果、曲がった幹や太い枝の樹にはストローク式がいいと確信しました。うちでは3年前からハーベスタはKESLA一筋です」。現在、神子沢林業ではSH120-3 KESLA25SHが稼働しており、神子沢社長をはじめ4名のスタッフがオペレーションを担当する。そのなかの一人が石川さん。なんと女性のオペレータだ。「林業に携わって3年ほどですが、 機械化のおかげで女性でも活躍できる可能性が広がったように思いま す。女性に働きやすい環境をつくってくれている社長にも感謝です」。 やる気さえあれば性別は関係ないと語る神子沢社長。今では20名のスタッフのうち3名が女性で、将来的にはさらに増やす意向だという。「最近では女性を採用する同業者も増えてきています。安全面にさえ留意すれば、女性だからダメということはありません。そういった雇用の面からも、林業の在り方を改革していきたい」。
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自分の山を持ち、 自分の想い描く山を育てたい
独自の理念で新しい林業を模索する神子沢社長の根底にあるのは、山が好き、人が好きという純粋な想いだ。「どんなに機械が進化しても、いちばん重要なのは人間。毎年フォレストワーカー研修に3~4名のスタッフを派遣するなどして、人材育成に力を入れています」。また、将来の夢をこのように語る。「いつかは自分の山を持って、自分の好きなように山を育てたい。豊かな山を育てるには、皆伐して萌芽更新を促すという手段もある。現在、息子名義 で30haほどの森林を保有しているのですが、 親子2代に渡って理想の林業を追求していけたら幸せですね」。
SH120-3 KESLA25SHの導入以来、生産量 が1万㎥から2万㎥に倍増したという神小沢林業。山への深い愛情を原動力に、これからも活躍の場を広げていくことだろう。そして、そんな同社の面々に手を入れられた山々は、きっと幸せに違いない。引用: 森友vol.3(2011年11月発刊)
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