
金属リサイクル機械 動画一覧
全国73カ所にある三井物産の社有林は約44,000haにおよび、東京23区の面積の約7割に相当する。そのうちの8割が北海道に位置しているという。そのなかで、三井物産フォレスト(株)北海道事業本部は同社の森の維持・管理を主な目的とし、環境・生物多様性・ 社会的側面を重視した運営を行なっている。 久保常務取締役事業本部長は「FSC(森林管理協議会)、SGEC森林承認の取得後、環境や安全に関する考え方が会社として大きく変化した」と語る。部下にも常日頃から「自分の目で見て、山をよく歩くように」と指示しているという。また、木にやさしい山づくりも同社のモットー。クマゲラが生息している木はたとえ朽ちていても伐採せずに残すなど、 野生動物への愛情も深い。
育林方法は「循環林」と「天然生誘導林」に 大別して管理している。天然生誘導林は低 コストで行なえる更新方法だが、近年は利用価値の高さから循環林である唐松の造林が増えているという。そこで、高性能林業機械の導入により効率化を図り、トータルの経費を削減することとなった。造材機に求めることは スピードより正確さであると語る。「従来の回転式はスピードに優れているが測長に狂いが生じ歩留まりが悪い。伸縮式は測長が正確で枝打ち力にも優れているので、椴松の枝のように対生に密集している木や硬くて太い唐松の枝打ちには最適です」立木の伐倒時における安全性、重労働となる手切り伐倒を省略するためにも、ストロークハーベスタ(SH120-3 KESLA560SH)の導入に踏み切ったという。
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愛情と経験を惜しみなく注ぐ ベテラン兄弟
第2事業部平取山林事務所が管轄する山で、椴松の1伐3残列状間伐に従事する渋谷さん兄弟を訪ねた。兄の均さんは定年後の再雇用で作業道の開設を、弟の紀巳さん は伐倒、支障木の根っこ部分の玉切り、中間土場までの集材と山土場での造材作業を担当する。経験は二人あわせて約90年になるという。印象的だったのが「鳥が棲んでいる立木は可能な限り残す、虫が付いている立木は鳥の餌場なのでいじらないようにしています」との言葉。また、均さんは「色々なお客様に山を案内することは、自然の大切さを知ってもらえるいい機会。大変光栄です」と笑顔で語られた。長年の経験をもとに若い人達へ技術を伝承するお二人の背中に、自然への深い愛情と職人魂を垣間見ることができた。
引用: 森友vol.2(2010年9月発刊)
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