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平成14年に秩父市森林組合をはじめ8つの組合が合併して発足した『秩父広域森林組合』。組合員は約4300名にのぼり、埼玉県下で最大規模を誇る。組合の事業の中心は、地域の山主からの委託による森林整備。2伐3残を目標に列状間伐を行なう同組合は、とくに路網整備に注意を払っているという。特徴的な取り組みが、伐採した木の皮や枝を道にすきながら整備していくという手法。「本来は産業廃棄物となる皮や枝を有効に活用することで、エコロジーにもつながっている」と峯林産課長は語る。また、山主へできる限り収益を還元することをモットーにしているという。「当組合では相場より高い還元額を目標にし、伐採から木材の販売まで一括で受託している。今後も山主との良好な信頼関係を維持しながら、この地域の林業の発展に貢献していきたい」と言葉に力を込めた
峯林産課長の地域発展への想いは、新しい 人材の確保にも色濃く反映されている。同組 合では失業問題への貢献策として全国から 就林者を募っており、東京都心などからも就 職希望者が訪れるという。結果、高齢化が懸 念されている農業・林業の世界にあり、同組合 の平均年齢は41歳と若い。また、技能職員へ の待遇も手厚い。峯林産課長は語る。「林業だから低収入でいいというわけがない。すべての職員が安心して暮らせるよう、待遇や福利厚生には力を入れています」一方、意識が低い就職希望者には釘を刺す。「林業は遊び半分でできる仕事ではない。相応の覚悟がなければ決して続きません」峯林産課長の厳しい言葉から、林業、組合、そして組合員への深い愛情を垣間見ることができた。
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「木」の価値が見直される日を願って
同組合では林業の機械化も積極的に推進している。GISで山の管理を行ない、情報をデー タ化する取り組みもそのひとつだ。また、林業の現場で組合トップクラスの成績をあげてい る中野さんは林業機械のエキスパート。「もともと機械が好きで、個人的に勉強していました。 海外の動画を研究することもあるんですよ(笑)」そんな中野さんはKESLAについてこのように語る。「ローラーと違って檜の太い枝も 払ってくれるので作業効率が高い。また、掴む 力が強いのでストレスを感じることなく作業することができます」現在“中野班”の班長を務める中野さんは、後進の指導にも積極的だ。 「若い人も増えているので、機械の扱い方など僕にできることはどんどん伝えていきたい」と 優しい笑顔で語ってくれた。 最後に峯林産課長はこのように語った。「最近は“家を建てる”ではなく“家を買う”ということが多い。実際、いま売れ行きが良いのは集成材用の丸太です。もう一度、無垢材が見直されることを願っています」峯林産課長が見上げる山には、伐期を迎えた檜が青々と茂っていた。
引用: 森友vol.2(2010年9月発刊)
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