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松阪は古くより吉野材、波瀬材、尾鷲材、紀 州材と全国ブランドを擁し良質な木材の集 散地として栄えてきた。昭和25年創業の松 阪地区木材協同組合は21世紀にはいって 木材コンビナート「ウッドピア松阪」に参画し 連合体として市売事業(製品・素材)で県内 トップクラスの木材流通業者として、その地位 を築いている。 松阪地区木材協同組合7代目の理事長と なった黄瀬稔理事長は、いま新たな取り組み で国産材の活用促進に力を入れている。 「住宅着工数が今40年前のレベルの80万 戸を割る状況にあって材価の低下、国産材 の需要の低迷など業界にとって苦しい状況 が続いています。60年の歴史を誇る組合も 生き残るためには木材の需要拡大のために 工夫が必要なのです」
現在、黄瀬稔理事長はスギノアカネトラカミキ リの幼虫による喰痕材「あかね材」の有効活 用を図るために三重大学と産学協同研究 し、「あかね材」の安全性を証明し、将来的に は「エコブランドあかね材」を使っての環境ま ちづくりを目指している。最近では大手のハウ スメーカーからも環境に貢献する材として使 用したいとの申し出が相次いでいるという。 そのほかにも「木の情報館」「すまい体験 館」をつくり、木の住まいの情報活動や松阪 の木で家を建てるネットワーク作りにも力を入 れている。 また機械化にも積極的で古くからの付き合 いのある(株)大松自動車の勧めでSH135X 選木仕様を導入、当社販売代理店の(株) キナンのサポートもあり作業の効率も向上し たという。
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「コンクリートから木へ」を テーマに
新たな政府になって「コンクリートから人へ」 というスローガンが掲げられた。 林野庁は「コンクリートから木へ」というテー マで国も林業に力を入れだしたことに大きな期待をしているという。 森林資源と暮らしをつないで60年。行政と共に国産材の利用促進に取り組みながらも、最近では親子木工教室の開催など次世代を担う子供たちに松阪の木の良さを実感してもらい、環境・情操教育などを通し「木育」を定着させたいという松阪を愛する強い気持ちを持っている黄瀬稔理事長である。
引用: 森友vol.2(2010年9月発刊)
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