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森友vol.02 西垣林業株式会社(奈良県)_2010年9月発刊

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森友vol.02 西垣林業株式会社(奈良県)_2010年9月発刊
SH200LC-5SM(スミマックス仕様)

西垣林業株式会社

平城遷都1300年祭への木材供給業者に任命された、
明治45年より続く老舗のこだわり。

 

高性能林業機械により作業の効率化を推進

創業明治45年の老舗、西垣林業。以前は10 万円~50万円/m3以上する高級原木を地域 製材所へ供給する役割を担っていたという。 現在も木材の仕入販売を主業にしており、山元からヘリで集材された大量の原木を取扱っている。販売する際はお客様が裏側も見られるよう平積みにするため広大な面積が必要となり、総面積は1万坪に及ぶ。そのなかで重要な作業が木材の選別。かつては軽い原 木は人間が肩に担ぎ、節の有無や木味・曲がりなどで選別・椪列し、太い・長い原木はク レーンで吊り上げ二人で検査していたというが、現在はコストと効率を考え、椪列・積み込みを油圧ショベルベースの超ロングリーチ 『スミマックス』での作業に移行。榎田執行役員からは「作業半径が広く・重い物を高く持てるので、2列配列やトレーラへの4列積みが可能で重宝している」との評価をいただいている。

2-2 人
桜井本社市売部担当 榎田実執行役員

妥協のない活動が呼び込んだ 栄誉ある役割

西垣林業はこの地域の銘木『吉野材』も手がけている。間隔を狭く密植することで成長 を抑えて年輪幅を小さくし、枝打ちは若木のころから定期的に行い無節化に努めるという手間のかかる植林方法を50年にわたって続けてきた。横谷部長は「わざわざ手間をかけるのは将来への投資。他の地域の方にはとても真似できないといわれます」と語る。そんな西垣林業に、うれしい話が舞い込んだ。平 城遷都1300年祭が行われることとなり『第一 次大極殿』の屋根の垂木に使用する数百本の檜と『遣唐使船復元』に使用するすべての杉を供給することとなったのだ。要求され た木材は樹齢80~90年の杉で、なおかつ湾曲した状態の原木を70~80本。東吉野の自社林を含め、要求を満たす木材を必死で探したという。

2-2 地図
桜奈良県桜井市

確かな安定性と故障の少なさに 絶大な信頼

なるべくコストをかけず、作業の効率化に配 慮しているという菊岡作業長はスミマックスについてこのように語る。「クローラ式の安定感 がなによりの魅力ですね。さらに、住友スミマックスは耐久性も抜群で、機動性や微操作性にも文句のつけようがありません。当社では最 近購入したSH200LC-5SMで6モデル目になりますよ」と絶大な信頼を寄せられている。また、メンテナンス面についてお伺いすると「なによりも故障がありません。機械的にメンテナ ンスを要するのは1年に数回あるかないか。決してお世辞ではありませんよ(笑)」と笑顔で語っていただいた。菊岡作業長の生き生きとした表情が、平城遷都1300年祭開催にともなう西垣林業の活気を雄弁に物語っていた。

引用: 森友vol.2(2010年9月)

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