担当するのは林業が盛んなエリアですので、主な業務は林業機械の修理となります。仕事の流れとしてはお客さまから修理依頼を受け、現場に向かって故障原因を調べ、修理するイメージです。
林業機械の故障原因を調べるときは本体はもちろん、木をつかんで切るアタッチメントも調べる必要があります。
林業機械は部品点数が多いため、難易度が高いのが特徴です。その分やりがいがありますし、現場で鍛えられたおかげで高い技能レベルが身に付きました。
接客するときは、丁寧にわかりやすく状況を説明することを一番に意識していますが、それによって、お客さまからの信頼を得られていると感じています。
前職では工場設備の修繕を行い、鉄を扱っていましたので、その経験も生きているのかもしれません。
入社して7年目(2020年時点)になりますが、経験を積んだことによって的確かつ迅速な修理をできるようになりました。お客さまから連絡をいただくことが増え、「なにかあったら小林に…」と、頼ってもらえることがとても嬉しいです。
自身の故障診断の精度が上がったのは、社内サービスマンの技術力を競う「住友サービススキルコンテスト」出場に伴い、理論と実技を一から勉強し直したことが大きいと思います。
この大会で優勝もでき、それが自信に結びついていますね。
ここは、土地柄もあり地元密着型の営業所です。
普段からお客さまとの距離が近く、「住友サービススキルコンテスト」で優勝した直後には地元のスーパーで「おめでとう」などと、お祝いと労いの言葉をかけていただきました。大会優勝をきっかけに、声をかけていただく機会が増えましたね。
沼田営業所内では林業機械を修理する人が私1人のため、お客さまに待っていただくことがあります。この状況を改善しようと思い、今力を入れているのが林業機械を修理できる若手の育成です。お客さまに、「今の現場が終わってから、すぐに向かいます」ではなく、「今から人を向かわせます」と言える体制作りを目指しています。
そのために、後輩を現場に連れていき、知っていることを実地で教えつつ、お客さまに顔を覚えてもらっている最中です。後輩にも、お客さまに信頼いただける一人前のサービスマンになって欲しいと期待しています。
お客さまを第一に考えるスタッフが揃い、社内のコミュニケーションが活発で働きやすい環境です。
例えば、修理現場の山中で部品の取り寄せが必要だとわかったときに、フロントに電話すると「すぐにその部品を発注しておくね」と快く対応してくれます。そうすることで、私が営業所に帰ってから部品を手配するタイムロスを減らせるので、お客さまをお待たせする時間を少しでも短くすることができ助かっているんですよ。フロントが部品のことまで熟知しているから、意思疎通を図りやすいんです。